カレコカーシェアの料金プランを解説!シミュレーションで他社と比較してみた!

カレコカーシェアリングクラブは「三井のリパーク」で有名な三井不動産リアルティが提供するカーシェアで、首都圏を中心に会員数をぐんぐん伸ばしている注目のカーシェアとなっています。
そんなカレコカーシェアの料金体系ってどんな感じ…?
ぶっちゃけ他のカーシェアとかレンタカーと比較して高いの?安いの?
という疑問を持つ方を対象に、当ページではカレコカーシェアの料金事情について、他社カーシェア・レンタカーとの比較や実際の利用を想定した料金シミュレーションなどを通して徹底解剖していきます。
今すぐ自分の利用料金が知りたい方はこちらからどうぞ☟
公式サイトで料金シミュレーション
カレコの料金を理解するために知っておくべきポイント
カーシェアの料金体系ってなんかわかりにくいな…
と感じている方も多いかもしれませんが、実はカレコカーシェアの料金体系は非常にシンプルです。
ここではわかりやすくオリックスカーシェアの料金を理解するために知っておくべき4つのポイントをまとめてみました
- 契約できるプランは3つある
- かかる費用は月会費+時間料金+距離料金
- 車のクラスによって時間料金が異なる
- 保険料金は利用料金に含まれているけど…
それぞれサクッと解説していきますね。
契約できるプランは3種類ある
カレコカーシェアでは、利用者の利用頻度や属性に応じた以下の3つのプランが用意されています。
- スタンダードプラン
- 月会費無料プラン
- 学生プラン
それぞれ月会費や利用料金が異なり、自分の利用頻度などを踏まえてプランを選ぶことができます。
プラン | 月会費 |
スタンダードプラン | 980円(利用料金として使えて実質無料) |
月会費無料プラン | 0円 |
平日プラン | 980円(利用料金として使えて実質無料) |
各プランの料金詳細と、あなたに合った最適なプランの選び方についてはこのあと詳しく解説していきます。
かかる費用は月会費+時間料金+距離料金
カレコカーシェアに限らず、基本的にカーシェアの料金は
- 月会費(入会したプランによって異なる)
- どれくらいの時間利用したのか
- 利用中どれくらいの距離を走行したのか
によって決まってきます。
利用時間と走行距離は利用している最中に自動的に計測され、利用プランによった料金設定に応じて料金が確定されます。
車のクラスによって時間料金が異なる
オリックスカーシェアでは利用する車の車種によって
- コンパクト
- ミドル
- プレミアム
- プレミアムプラス
の4つのグレードが設定されていて、どのグレードの車に乗るかで以下のように時間料金が異なってきます。
クラス | 基本料金 | 6時間パック |
コンパクト | 130円/10分 | 3800円 |
ミドル | 150円/10分 | |
プレミアム | 240円/10分 | 6800円 |
プレミアムプラス | 450円/10分 | 9800円 |
特別な理由がなければ、一番安いコンパクトの車種で何も問題はないと思います。
個人的な感想ですが、一番安いコンパクトの車種の中には日産ノートなどの5人乗り国産車が用意されていますから、コンパクトクラスの車で何か不満に感じたことは一度もありません。
保険料は利用料金に含まれているけど…
カレコカーシェアでは、以下の保険が利用料金にあらかじめ含まれています。
これだけ保険が充実していながら、保険料が利用料金に含まれているのはとても良心的ですよね。
ただ注意しなければならないのは、これらの保険があくまで事故相手側の損害に対するものであるということです。
事故に限らず、利用者側の過失(車の汚損・パンクなど)が原因でカレコの営業を妨げたとみなされると、カレコに対してNOC(ノンオペレーションチャージ)というものを支払う必要があります。
つまりカレコ側に対する補償は利用料金には含まれていないので、別途の料金(一回の利用ごとに324円)でトラブルあんしんサポートに加入することで万が一の負担を免除することが出来ます。
カレコのプランは何が違う?あなたに合ったプランはこれだ!
さて、カレコカーシェアの料金体系を大まかに理解していただけたでしょうか。
ここでは、じゃあ自分に合ったプランは何なの?という疑問を解消するべく、各プランの料金の詳細と、どんな人に向いているプランなのか、といった点で解説していきます。
ベーシックプラン
バーシックプランはその名の通り、カレコカーシェアの中でも最もスタンダードなプランになります。
月額基本料として月980円を支払う必要がありますが、この980円は利用料金に自動的にサービス料金として加算されるので、月に980円分以上の利用をすれば実質無料となります。
月会費を支払う分、利用料金は安めに設定されていますから、カーシェアを出来るだけ安く利用したい!という方にオススメなプランだといえます。
・出来るだけカーシェアを安く利用したい人
月会費無料プラン
月会費無料プランはその名の通り、月会費が無料のライトユーザー向けプランになっています。
月会費が無料な分、利用料金はベーシックプランに比べて高めに設定されています。
つまり計算してみると、平均して月にだいたい1時間以上利用するような方はかえって損をしてしまうプランになっているというわけです。
・急に車が必要になった時のためにとりあえず登録しておきたい人
平日プラン
平日プランは、主に平日での利用がメインとなる人に向けたプランとなっています。
こちらの料金は平日に利用した際の料金表で、平日プランの方が休日に利用した場合は月会費無料プランの料金表と同じものが適応されます。
他のプランの料金と比べてみると分かると思いますが、平日プランの料金設定はかなり良心的です。
また、他のカーシェアにはそもそも平日プランがないことがほとんどなので、カレコカーシェアの特徴ともいえるプランです。
カレコカーシェアは初期費用0円!入会初月の月会費も無料!
カレコカーシェアでは、専用のカードを発行しなくても、自分のスマートフォンやSuicaなどを登録して無料で利用を始めることが出来ます。
さらに初月はどのプランでも月会費が無料となっているので、とりあえず一か月間お試しで利用してみると、カレコが本当に自分に合ったカーシェアなのかが分かると思います。
カレコの料金を他社カーシェアと比較してみた
カーシェア業界の相場と比べて、カレコカーシェアの料金設定はどのような立ち位置なのでしょうか。
カレコカーシェアの料金を簡単に他社大手カーシェア(タイムズ、オリックス)の料金体系と比較してみましょう。
初期費用・月額料金を比較
まずは各カーシェアの初期費用・月額料金を見ていきましょう。
カレコ![]() ![]() |
タイムズ![]() ![]() |
オリックス![]() ![]() |
|
入会金(初期費用) | 1020円 | 1650円 | 1050円 |
月額料金(個人プラン) | 980円 | 880円 | 840円 |
月額料金(家族プラン) | 980円 | 880円 | 840円 |
月額料金(学生プラン) | 無料 | 無料 | 無料 |
利用料金を比較
続いて本命の利用料金です。
ただし各社ともに提供しているプランの種類が様々なので、比較の条件として、各社とも一番オーソドックスなプランで、かつ利用する車種は一番安いもの(一般的な5人乗り乗用車)で比較していきます。
一言で表すと、カレコは短時間の利用が安いカーシェアだといえます。
長時間のパック料金ではやはりオリックスカーシェアが強いですが、その分カレコは6時間以内の利用であれば距離料金が無料になるため、引けを取らない料金設定になっています。
カレコカーシェアVSレンタカー 安いのはどっち?
さて、他社カーシェアとの比較に続いて、次はレンタカーとの料金比較をしてみましょう。
比較対象は同じくカーシェアの大手であるタイムズが運営するタイムズカーレンタルです。
比較の際の条件は以下の通りとします。
・利用する車種は一般的なコンパクトタイプ(5人乗り)
・対人・対物補償などの保険付き
利用時間 | カレコカーシェア | タイムズカーレンタル |
6時間 | 3800円 | 5313円+ガソリン代 |
12時間 | 6300円+距離料金 | 6264円+ガソリン代 |
24時間 | 7800円+距離料金 | 7180円+ガソリン代 |
36時間 | 14100円+距離料金 | 12312円+ガソリン代 |
6時間以内の利用であればカレコカーシェアはレンタカーよりも安いという結果になりました。
一方、それ以上の長時間の利用ならかカーレンタルには及ばず…という結果です。
2日間以上にわたっての利用は、旅行などさほど機会が多くないシチュエーションに限られるでしょうから、日常使いではカーシェアだけど休みの日はカーレンタルといったように利用時間に応じてカーシェアとカーレンタルをうまく使い分けることでお得にレンタカーサービスを利用するようにしましょう。
カレコカーシェアの料金シミュレーション
実際にオリックスカーシェアを使うとどれくらいの料金が発生するのか、いまいちイメージが湧かない、という方も多いでしょう。
そこでここでは利用するシチュエーションを想定して、料金のシミュレーションをしてみます。
友達と日帰りプチドライブ旅行!
友達と日帰りでちょっと遠くまでドライブしよう!というシチュエーションを想定します。
利用の際の条件は以下の通りとします。
利用プラン:ベーシックプラン
利用時間:12時間(日帰り旅行を想定)
利用日:休日(1回分)
運転距離:往復150キロ(東京から隣接する県まで程度を想定)
シミュレーションの結果…☟
この条件での発生料金は7700円となりました。
4~5人での利用を想定すると一人1500~2000円程度で丸1日車を借りることが出来るというわけです。
行く場所によっては往復の電車賃よりもはるかに安い場合も考えられますよね。
家族でのお出かけに!土日祝日をメインに利用
家族旅行などで土日にまたがって長時間利用したい!というシチュエーションを想定してみます。
利用の際の条件は以下の通りとします。
利用プラン:ベーシックプラン
利用時間:48時間
利用日:休日
運転距離:往復300キロ(東京から関東全域を想定)
シミュレーションの結果…☟
この条件での発生料金は16700円となりました。
いくらオリックスカーシェアは長時間利用がお得!とは言えども、2日間以上にわたるような長時間利用ではレンタカーに比べて多少高くついてしまうようです。
利用時間が1日間以内に収まるような利用ならカーシェア、それ以上の複数日にわたる利用の場合にはカーレンタル、のようにうまく使い分けることで賢くお得にレンタカーサービスを利用することが出来ます。
子供の送り迎え、買い物に!平日をメインに利用
子供の送り迎えや普段の買い物、通勤など、意外と需要の高い平日のみの利用を想定してみます。
利用の際の条件は以下の通りとします。
利用プラン:平日プラン
利用時間:1時間
利用日:平日(月10回)
運転距離:往復10キロ
シミュレーションの結果…☟
この条件で発生する料金は4800円となりました。
子供の送り迎えに使う場合などはもう少し利用時間が短くすんでさらに安くなることも考えられますよね。
これならマイカーを購入・保有する費用に比べても圧倒的な安さです。
やはり短時間の利用ではカーシェアは最強のレンタカーサービスと言えるでしょう。
以上であげた条件以外で、自分だったら料金はいくらくらいになるのか?と気になった方はこちらから☟
公式サイトで料金シミュレーション
カレコカーシェアの料金を安くする4つの裏技
ここではユーザーにさえあまり知られていない、カレコカーシェアをさらにお得に利用することが出来る“裏技”を4つご紹介していきます。
6時間以内の利用なら距離料金0円
カレコカーシェアでは6時間以内の利用で距離料金が無料になっています。
そもそもカーシェアを利用する目的として「短時間で車を借りたい」という方が大多数でしょうから、これを上手く活用しない手はありませんね。
利用が定着したら年間契約割引を利用する
カレコの利用が定着してきて、この先も当分の間は解約する気はない!という方は年間契約で年会費を支払うことで、毎月の月額基本料を支払うよりも
カレコをお得に利用することが出来ます。
年会費は4800円となっていて、毎月月額基本料を支払う(980円×12回=11760円)のに比べて半分の料金に抑えることが出来ます。
家族を追加登録して月額料金をお得に!
カレコでは一つの会員情報に対して、無制限で運転者情報(家族に限る)を追加することが出来ます。
つまり簡単にまとめると、家族みんなでひとつのアカウントを利用できるということです。月額基本料も家族でまとめて980円で済みます。
1人当たりの月額基本料金を減らすことができて、非常にお得ですよね
学生なら4年間月会費が無料に!
学生ならベーシックプランまたは平日プランの月会費が4年間無料になります。
申し込み日に24歳以下の方のみ学生割引で申し込むことができて、学生証などの証明書類の提示が必要になります。
この学生割引は申込時に24歳以下であれば4年間確実に基本料が無料になるので、卒業間近の学生さんはとりあえず登録しておいて損することはないと思います。
カレコカーシェアの料金に関する注意点
カレコカーシェアを今後利用していく中で、見落としがちな注意点がいくつかあります。
これらを知らないと支払う料金で損をしてしまうかもしれませんから、しっかりと頭に入れておきましょう。
予約終了時間を過ぎて返却すると超過料金が発生してしまう
あらかじめ予約しておいた時間を過ぎても無断で利用し続けてしまうと、超過した時間については通常の2倍もの利用料金が発生してしまいます。
無断で延長した場合だけでなく、自分のすぐ後に予約が入っている場合にも超過料金が発生してしまいます。
カレコでは予約終了時間になる前に返却しても利用分しか利用料金は発生しないので、利用する時間に余裕をもってカーシェアの予約をすることをおすすめします。
出光で給油するとガソリン代を自腹で払わなければいけなくなってしまう
カレコでは車内に備え付けてあるカードを使って自由に給油をすることが出来ます。
もちろん代金はカレコ持ちなので無料ですし、給油をすることで利用料金から300円を割り引いてくれます。
ただここで注意しなければならないのは、このカードが出光のガソリンスタンドでは使えないという点です。
つまり出光で給油をしてしまうとかえって自腹でガソリン代を支払うことになってしまいますから、カレコカーシェア利用中は他のガソリンスタンドを選ぶようにしましょう。
乗り捨て利用で使いたいならカーレンタルの方がおすすめ
カレコカーシェアに限らず、現在日本のカーシェアは乗り捨て(ワンウェイ)利用が出来ません。
ですから旅行先などでどうしても乗り捨てしたい!という方は乗り捨てが出来るカーレンタルを利用するのをおすすめします。
カレコカーシェアの料金まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度、カレコカーシェアの料金体系についてまとめてみます。
・契約できるプランは3つある(おすすめはベーシックプラン)
・かかる費用は月会費+時間料金+距離料金
・車のクラスによって時間料金が異なる
・事故相手への保険は利用料金に含まれている
カレコカーシェアは利用者に寄り添ったプランを提供している優良なカーシェアだといえるでしょう。
まずは自分の利用頻度でどれくらいの料金が発生するのか、公式サイトで料金シミュレーションをしてみるのをおすすめします。