個人間カーシェアリング総まとめ|レンタカーとの比較・トラブル対処・保険制度は?

2020年4月2日カーシェア豆知識

個人間カーシェア全知識

昨今、何かと話題になるカーシェアリングサービス。世界的に見ても市場規模が拡大しつつある注目のサービスです。

そんなカーシェアは大きく分けて、運営会社から直接借りるタイプと、運営会社を通して個人の車両を借りる個人間カーシェアリングというタイプに分けることが出来ます。

個人間カーシェア?イメージ湧かないな…
個人間だと何かいいことあるの…?
なんかトラブルとか面倒くさそう…

当ページではそんな疑問を感じている方のために、

  • 個人間カーシェアの概要とメリット・デメリット
  • 通常のレンタカーとの料金比較
  • 利用時のトラブル事例とその対応策・保険制度

について徹底解説していきます。個人間カーシェアの利用を検討している方は必見です!それでは参りましょう!



そもそも個人間カーシェアリングとは?

そもそも個人間カーシェアとはどのような仕組みなのでしょうか。
簡単にまとめると、以下のイメージ図のような仕組みで車を貸す・借りる関係が成り立っています。

個人間カーシェアリング仕組み

車を借りたいというドライバーと車を貸したいオーナーが、カーシェア運営会社を仲介して車の貸し借りを行います。

カーシェア運営会社は専用アプリやウェブ上でマッチングの機会を提供する代わりに、発生した料金のから一定の手数料を徴収するという仕組みです。

道路運送法上では有償によるクルマの貸し借りはレンタカー業にあたり、許可が必要となります。そのため、カーシェア会社側はマッチングサービスや保険など付随するサービスを提供し、ユーザー間では共同使用契約を結ぶなど、レンタカー業に該当しない仕組みを実現しています。

個人間カーシェアリングのメリットとデメリット

個人間カーシェアの仕組みを理解しただけたかと思いますが、やはり通常のカーシェアとは仕組みが異なるために、メリット・デメリットが気になるところです。

ここではドライバー・オーナー両方の面からみていきましょう。

ドライバーのメリット:ドライバーはレアな車に格安で乗れる!購入前の試乗にも

ドライバー側のメリットとしては、通常のレンタカーなどよりも比較的安い価格で車を借りることが出来る点が挙げられます。

オーナーさんによっては24時間3000円で貸し出してくれることもあるなど、オーナー側が自由に利用料金を設定することが出来ることによって非常に安く借りることが出来るケースも珍しくありません。

また、個人間カーシェアでは比較的珍しい車種に巡り合えることが多いのもメリットの一つです。通常のカーシェアと異なり、シェアする車両は当然、個人所有のものですからその種類も様々です。

そのような特徴から、今後購入しようと検討している車がある方が、試乗のために利用している方もいるようです。

旧車や外車など、普段ではなかなか乗ることが出来ない車に乗ってみたい!という方にも個人間カーシェアは適しています。

ドライバーのデメリット:予期しないトラブルに発展してしまう可能性は0ではない

ドライバー側の懸念点としては、個人間で車の貸し借りをすることによって生じるトラブルです。

そうしたトラブルに対応できるようにカーシェア会社では以下のような万全のサポート体制が用意されています。

↑Anyca(エニカ)では24時間365日対応のカスタマーサポート体制、修理工場と連携した修理サポートサービスも用意されているので安心です。

オーナーのメリット:副業としての収入に

オーナー側のメリットは何と言っても副業の収入を得ることが出来る点です。
利用料金としてドライバーが支払った料金の内、数%~数十%が仲介料としてカーシェア会社に引かれ、残りはオーナーの収入となります。
普段あまり車に乗らない方は、「車を使わなくても維持費はかかるし…誰かに使ってもらおう」と、とりあえずカーシェアを始めてみても良いかもしれません。オーナー登録は無料で出来ますから、とりあえずお試しで登録してみることをおすすめします。

Anycaオーナー登録詳細はコチラ

Anyca(エニカ)

オーナーのデメリット:事故などで愛車が傷ついてしまう危険がある

他の人に車を貸すことになりますから、万が一事故があった際には愛車が傷ついてしまう可能性があるということを覚悟しておかなければなりません。

自動車保険が充実しているので修理代を払う必要はありませんが、思い入れがある愛車が傷ついてしまうのはショックですよね。

何が違う?3大個人間カーシェアを比較!

さて、個人間カーシェアについて理解を深められたところで、現在日本で利用者数の多い3大個人間カーシェアをご紹介してきたいと思います。
各々に特徴があって面白いですよ!

Anyca(エニカ)

anyca

Anyca(エニカ)はDeNAが運営する日本最大手の個人間カーシェアリングです。
最近ではCMなど、メディアでも取り扱われ始めているので耳にしたことがある方も多いかと思います。

Anycaの特徴は専用アプリを通して、ドライバー・オーナー共に手軽に利用することが出来る点です。

Anyca(エニカ)詳細はコチラ

dカーシェア

dカーシェア

dカーシェアは最近急成長中のNTTドコモが運営するカーシェアリングサービスです。

個人間カーシェアのみでなく、通常のカーシェアやレンタカーサービスも比較しながら同時に利用することが出来ますから、他のカーシェアとは一線を画す存在です。

dカーシェア詳細はこちら

CaFoRe(カフォレ)

CaFoRe

CaFoRe(カフォレ)は2009年からサービスを開始している老舗の個人間カーシェアリングです。

ドライバーのリクエストに対し、オーナーが承認すればリスポンス出品し、それをドライバーが落札するという珍しい仕組みを採用しています。

CaFoRe(カフォレ)の詳細はコチラ

個人間カーシェアリングVSレンタカー どっちが安い?

ここまで個人間カーシェアについて解説してきましたが、
ん…?普通のレンタカーでもいいんじゃないか…?
と感じているドライバーの方も多いかと思います。

確かに、レンタカーなら料金体系やサポート体系なども分かりやすく統一されていますし、昔からあるサービスなので何となく使いやすいという風に感じている方もいるかもしれません。

各サービスの特徴を踏まえると、単純な移動手段として車を借りたい人はレンタカー、珍しい車に乗ってドライブを楽しみたいという方は個人間カーシェア、というような認識で使い分けると良いでしょう。

当サイトおすすめのレンタカーは全国に拠点を構えるタイムズカーレンタルです。

個人間カーシェアの保険制度

個人間の車の貸し借りになるわけですから、気になるのは利用時の保険制度です。

結論から先に言ってしまうと、先ほどご紹介した3つの個人間カーシェアリングでは、利用時に自動加入、あるいは保険に加入しないとそもそも利用できない仕組みになっています。

保険補償システム

↑Anyca(エニカ)での保険制度。損保ジャパンまたは東京海上日動の1日自動車保険に自動的に加入できる。

このような仕組みになっているため、保険の加入漏れなどを心配する必要はありませんね。

補償内容については各カーシェアによって多少異なりますが、賠償額無制限の対人・対物補償や、借用自動車の車両復旧費用補償などは標準で用意されていますから、安心して利用することが出来ます。

大手個人間カーシェアの補償内容はこちらから確認できます☟
anyca(エニカ)https://anyca.net/sjnk/insurance_plan
dカーシェアhttps://carshare.dmkt-sp.jp/about/safety.html#safe_mycarshare
CaFoRe(カフォレ)http://www.cafore.jp/docs/guide_borrower_insurance/

個人間カーシェアリングで起こりうるトラブルと対応策

万が一の事故に対する補償は安心していいことが分かったけど、オーナーとドライバーとの間でどんなトラブルが起こるか分からないし不安…

通常のカーシェアと異なり、個人間カーシェアではオーナーとドライバーが直接やり取りをする訳ですから、トラブルが起きないか不安に感じる方も多いようです。

ここではそんな方のために個人間カーシェアで起こりうるトラブルとその対応策についてご紹介します。

ドライバー・オーナーが変な人だったらどうしよう…

車を借りるドライバー側、車を貸すオーナー側共に、相手がどんな人なのか分からないという不安は感じて当然ですよね。

個人間カーシェアでは、免許証・車検証といったような公的書類をもとにユーザー1人ひとりの登録情報の確認をしています。

また、利用後にドライバーとオーナーが相互評価(レビュー)をする制度が用意されていて、相手の過去の評価(レビュー)をみた上でカーシェアを利用することが出来ますし、事前にチャットで直接やり取りすることもできますから、信頼関係を築きながら利用することが出来ます。

料金の決済が個人間だとこわい…

個人間のやり取りだから、現金のやり取りとか支払漏れが心配…

車を借りるとなると、使用料・保険料・ガソリン代など様々な費用が発生します。それらを初対面の個人間でやり取りするとなると不安に感じるのも無理はありません。

しかし実際の支払いはカーシェア会社を介したクレジットカード決済で行われますから、直接ユーザー間でお金の受け渡しなどをすることはありません。

クレジットカード決済

↑Anyca(エニカ)では料金の内、10%の手数料が自動的に支払われる仕組み。

個人間カーシェアリングまとめ

いかがでしたでしょうか。
個人間カーシェアリングを分かりやすく理解するためのポイントをもう一度まとめてみます。

個人カーシェアリングまとめ
  • 個人間カーシェアは安く珍しい車種に乗れる
  • 自動車保険は加入しないと利用できない仕組みなので安心
  • 利用中のトラブルにも対応してくれる充実したサポート体制

徐々に流行りつつあるカーシェアサービス、その便利さをぜひ体感してみてくださいね!

2020年4月2日

Posted by Yuma